ANA(全日空)株主優待徹底研究

ANA(全日空)株主優待徹底研究

個人株主だけでなく、法人株主にも人気が高いANA(全日空)の株主優待について、徹底研究してみます。

1.ANAの株主優待の内容
 ANAの株主優待は、以下のとおりとなっています。
@.ANA便名の国内線全路線を対象に、搭乗日に適用となる大人普通運賃(小児の場合は小児普通運賃) 1名分の片道1区間を、50%割引でご利用いただける株主優待割引券。
 1,000〜1,999株 1枚(3・9月) 年間2枚
 2,000〜2,999株 2枚(3・9月) 年間4枚
 3,000〜3,999株 3枚(3・9月) 年間6枚
 4,000〜5,999株 4枚(3・9月) 年間8枚
 6,000〜7,999株 5枚(3・9月) 年間10枚 
 8,000〜9,999株 6枚(3・9月) 年間12枚
 10,000株以上は、年2回 7枚+10,000株超過分4,000株ごとに1枚発行となります。20,000株で年間18枚、50,000株で年間34枚、100,000株で年間58枚となります。

 発行時期は、3月31日現在の株主については5月下旬発行で6月1日〜翌年5月31日(1年間)有効です。また、9月30日現在の株主については11月下旬発行で12月1日〜翌年5月31日(6ヶ月間)有効です。

 特徴は以下のとおりです。
・大人または子供普通運賃での予約になりますので、予約が取りやすいです。また、予約後の便の変更も可能です。
・お盆、正月、ゴールデンウイークを含み、一年中いつでも利用可能。但し、お盆、正月等は大人普通運賃が値上がりしますので、差額の調整が必要な場合があります。
・無記名式で株主以外でも利用可能。このため、オークションや金券ショップに大量に出回ります。
・ANA便名の路線はチャーター便等を除き全て利用できます。
・プレミアムクラス料金(但しプレミアムクラス株主優待割引あり)、旅客施設使用料(羽田空港使用料等)は割引の対象外となります。なお、国内線の燃油サーチャージは現在は廃止されています。
・株主優待割引券による割引と他の割引運賃(往復割引、先得割引など)とは、重ねての利用はできません。
・株主優待割引利用時のANAマイレージクラブにおける積算マイルは、区間マイルの75%となります。特割、旅割、超割等の運賃と同じです。

A.ANAグループ 割引優待券
 1,000株以上 ANA HOTELS宿泊割引券、ハローツアー(海外旅行)・スカイホリデー(国内旅行)7%割引券各2枚、空港売店10%割引券5枚、通信販売カタログ7%割引券5枚、ゴルフ場ビジター料金割引券4枚(5・11月発行) 
 こちらについては、詳細は省略します。

2.特別株主優待について

 ANAでは、JALと違い、継続して配当を行っていることから、特別株主優待が発行されることは通常ありません。

3.ANA株主優待券の価値
 ANA株主優待券は、距離にかかわらず1枚で半額になるため、長距離路線ほど株主優待券の価値が高くなります。主要路線では、以下のとおりです。つまり、株主優待券は、福岡−対馬や東京−大島などの短距離路線で使うと損で、東京−沖縄や大阪−札幌などの長距離路線で使うと得ということになります。

 なお、東京−沖縄や大阪−札幌のような競合もあって割引運賃や格安ツアーが多く出ている路線より、東京−稚内や大阪−大館能代のようなANA独占で割引運賃の少ない路線の方が、株主優待券の利用価値が高いという意見もあります。
路線 大人普通運賃 株主優待運賃 お得額
東京−大阪 22,600 11,350 11,250
東京−札幌 33,600 16,850 16,750
東京−福岡 36,800 18,450 18,350
東京−沖縄 40,900 20,500 20,400
大阪−札幌 41,300 20,650 20,650
注)大人普通運賃は、2009年3月時点

4.ANA株主優待券の入手方法
@.金券ショップ・オークションで入手する
 ANAの株主は約28万人もいるそうで、そのため、金券ショップ・オークションに出す人も多く、金券ショップ・オークションで入手することが可能です。2009年3月時点では、1枚あたり3,000〜6,000円程度で流通しているようです。

 なお、11月下旬になると、9月末に権利確定した分が出回るため、その時期には値下がりが予想されますので、売りたい方は11月中旬までに売ることを、12月以降の搭乗のために買いたい方は11月下旬まで待つことをおすすめします。

A.ANAの株主になる
 ANAの株主になるという手もあります。というか、株主優待券を入手するには、こちらが本来の方法です。ここでは、ANAの業績や今後の株価の予想等は考えないこととしますが、1,000株なら、41〜48万円ぐらいです。

 ANAは貸借銘柄ですので、現物買いと信用売りをクロスする方法もありますが、ANAの場合はJALほどではないにしても高額な逆日歩がつく可能性が高いので、あまりおすすめできません。

 なお、ANAの株を買うだけなら、どこの証券会社でもいいのですが、手数料が安くて株主優待情報にも強く、いままとまったお金がなくても、「まめ株」で1株単位で少しずつ購入できるジョインベスト証券がおすすめです。

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